開発の考え方

建物から子供が飛び出し、車などにぶつかって怪我をする事例が報告されています。この事故を自動ドアで防げないかとの考えから、タッチスイッチの特徴と自動ドアの利便性を生かして子供の急な飛び出しを出来るだけ防ぐことをコンセプトに開発しました。

審査員のコメント

自動ドア側のセンサと子どもが身につけた発信機との連動でドアの自動開閉を制御できる構造は、マンションや特定の子どもが出入りする施設では飛び出し事故防止等に有効であろう。

仕様

通常の自動ドアは、センサの感知によりドアを開閉させるが、発信機が近づくとセンサは無効になる。センサが無効中は、子供の手が届かない位置に取り付けたタッチスイッチでドアを開閉できる

チャイルガードドア

 

チャイルガードドア

 開発経緯

キッカケは自動回転ドアによる子供の死亡事故。

チャイルガードドア

2004年3月26日午前11時半ごろ「六本木ヒルズ」2階正面入り口で、会社員(39)の長男(6)が自動回転ドアに挟まれた。長男は近くにいた母親(38)らに助け出されたが、頭を強く打って間もなく死亡した。事故当時の自動回転ドアには、建築基準法などによる公的な安全基準はなく、安全対策はメーカーに委ねられていた。 森ビルの森稔社長は28日、通夜が営まれた葬祭場で「ああいうものを二度と使わないで」と語り、自動回転ドアを再使用しない可能性に言及した。

子供の事故発生パターンの研究に着手 (パターンを累計化)

チャイルガードドア

子供の行動特性から見た危険因子の分析と事故発生予測シミュレーション

チャイルガードドア

 小型のギアレスモータの自動ドアへの応用と実験

チャイルガードドア

自動ドアのモータの挟み込み圧力を軽減するためにギア(減速機)を使わないギアレスダイレクトモータを使い風船を挟んでも割れない自動ドアの開発に成功!

挟み込み圧力の研究

展示会での実機展示(東京ビックサイト)

チャイルガードドア

従来の自動ドアと違い、自動ドアに取手がつけてある。電源を切ると、手動ドアとしてもそのまま利用できる。手動でもらくに開閉できる。ギアを使わないモータによって初めて実現した技術をお披露目。